レセプション

試合後は、ジャージを脱いで正装し、レセプション（懇親会）に臨みます。トイメン（試合中、自分がマークした同じポジションの選手。トイメンと１対１の勝負で勝つことが、チームの勝利にもつながる）と交流し、部歌も交歓します。時にはビール飲み比べを競い、試合以上に盛り上がることも。スポーツをやっていることの幸せを感じる至福の時です。 　ただし、不本意な試合をした後はつらい時間となります。筆者は学生時代、帝京大学（関東大学ラグビー対抗戦所属）戦で３対98という記録的大敗を喫しました。力も技も大人と子供ほど違い、桁違いの当たりの激しさにタックルしてははね飛ばされ、あるいは全く触れることもできずにトライの山を築かれ、情けなく、悔しく、恥ずかしく、申し訳なく、レセプションで相手の顔を見れませんでした。あの試合の首の痛みは20年たった今も残っています。帝大はその後ある不祥事を起こしますが、見事に立ち直って09年度大学選手権初優勝。「本物」のラグビーを思い知らせてくれた帝京大に乾杯！ 写真は、ファンにも開放された06年６月の日本代表対トンガ戦のレセプション風景です。