スクラム |
ノックオン、スローフォワードの他、モール、ラックでどちら側からもボールが出ない時、レフェリーは笛を吹いて一度試合を止め、スクラムから試合再開する。 8人のフォワードで組むスクラムは、タックルと並ぶラグビーを象徴するプレーで、その優劣が試合を決めると言って過言でない。バインド(隣の選手のジャージをつかむこと)して8人の力を一つにして相手と押し合う。トップレベルなら、フォワード選手は平均体重100`。800`が一塊となって生身でぶつかり合う迫力は、祇園のけんか山笠以上だ。重さだけではなく、足腰首の強さが求められ、ぶつかり合う瞬間の駆け引きなど高度な技術も要される。 スクラムで一番の力仕事を負う最前列のプロップ(背番号1と3のポジション)は、ずんぐりむっくりした体型の者が向く。寡黙な働き者が多く、プロップを旦那にもらえば、生涯文句一つ言わずに働いてくれると言われる。ただ、照れ屋の口下手が多いので、今一つ恋愛は成就しない。ねぇ、だれかさん!? スクラム内は手でボールを扱うことは反則で、足でボールをかき出す。 |